しばらく中断しておりましたが、上智大学大学院 実践宗教学研究科のご協力を得て、 ケアの哲学セミナーを再開することになりました。
ケアの人間学~いのちを紡ぐ・ひとをつなぐ~
<やさしさ>の地平~ケアの根底を見つめる~
チラシ → ケアの人間学 (1)
【講 師】 﨑川 修 先生
(ノートルダム清心女子大学 准教授)
【略 歴】1971年東京生まれ。上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学。
2009年上智大学常勤嘱託講師(キリスト教人間学)。2013年より現職。
専門は現代哲学、人間学、キリスト教倫理。
【著 書】共著書に『心とは何か』(北大路書房)、『ニヒリズムとの対話』(晃洋書房)、
『教養としての応用倫理学』(丸善出版)、『ケアを生きる私たち』(大学教育出版)など。
2020年3月に単著『他者と沈黙』(晃洋書房)を刊行予定。。
<講師からのメッセージ>
ケアの営みは、限りあるいのちを生きる私たち人間が、その「弱さ」ゆえに与えられた豊かな可能性です。
しかし私たち一人ひとりが、ケアを見つめ、引き受けていかなければ、
その豊かさは容易に損なわれ、見失われてしまうでしょう。
これまでの講座では、「ケアとは何か」という根本的な問いを大切にしながら、
人生の様々な場面に即して、
いったいどのような「ケアの姿勢」が私たちの生(いのち=くらし)をつなぎ、支えていくのかを、
様々な角度からご一緒に考えてきました。
今回は年度の締めくくりとして、ケアの本質を学びなおしながら、
「やさしさ」というキーワードから、現代の難しい社会状況の中で、
ケアの力に求められている役割とともに、ケアに特有の「難しさ」を見つめたいと思います。
ケアの持つ「やさしい」イメージは、決して間違ったものではありませんが、
やさしさゆえに抱え込まれる苦悩を、どうやってときほぐし、乗り越えていけるのかは、
とても重要な問題です。
ドストエフスキーの小説や聖書の言葉、共依存の問題などを通じて、
ご一緒に考えていきたいと思います。(当日はプリント資料を配布する予定です)
【日 時】3月1日(日) 14:00~16:30
場 所 : 援助修道会 本部修道院 リヒト宣教室
〒162-0843 新宿区市谷田町2-24 Tel 03-3269-2405
JR「市ヶ谷駅」 徒歩10分、 地下鉄南北線・有楽町線「市ヶ谷駅」5番出口 徒歩3分
参加費 : 自由献金制です。
(終了後、講師を囲んで懇親会を予定しています。各自が飲食した分を、お支払いください。)
どなたでも参加できます。事前申し込みは、不要です。
【主 催】ベグライテン https://www.facebook.com/begleiten2
【問合せ先】携帯TEL 090-9146-6667(関根まで)