ベグライテン 公共哲学セミナー
思想家と歴史に学ぶ公共性の哲学(第2回)
「カントに見る平和と友好性の思想」
戦争とは何か、平和に必要な公共性とはどんなものなのか
チラシ → 公共哲学セミナー②ちらし
日時 :3月29日(日) 14:00~16:30(開場13:30)
*どなたでも参加できます。事前申し込みは不要です。
講師:大橋 容一郎 先生(上智大学教授・放送大学客員教授)
略歴 1952年2月東京都生まれ。上智大学大学院哲学研究科から同大学助手・講師・准教授。
2000年から上智大学文学部教授。ミュンヘン哲学単科大学客員研究員、上智大学哲学科長、
文学部長等をへて現在に至る。元上智大学グリーフケア研究所副所長。この間、東京大学、京都大学、
大阪大学、東北大学、神戸大学、首都大学東京、早稲田大学、慶応義塾大学、国際基督教大学、
学習院大学、明治大学等で講師。2019年4月から放送大学客員教授。日本カント協会会長。
業績 『カント全集』(岩波書店)、『フィヒテ全集』(晢書房)、『広辞苑第7版』(岩波書店)、 『世界人名大辞典』(岩波書店)、『哲学思想事典』(岩波書店)、
『哲学の歴史』(中央公論新社)など多数の全集・辞書を監修。
カント哲学・近世現代哲学・ケアと身体の哲学・近代日本思想などに関する学術論文多数。
最近の記事 岩波書店『思想』で近代日本哲学思想について連載中。
理想社『理想』で20世紀初頭のドイツ哲学監修。
<講演者から>
公共性はつねに近代哲学思想の中核をなす問題だった。
さまざまな歴史的現実のなかで、公共性はあるときには人格の尊厳、
またあるときには市民の権利、国家や民族の同一性などとして扱われ、
その意味するところはけっして一つではない。時代の変化のスピードが加速している現代社会だが、
その変転に振り回されることなく、歴史と思想家たちが語ってきたことをふり返り、
日本と世界におけるわれわれの公共性がこれから向かうべき途について、
ともにじっくりと考えてみたい。
【講座内容一覧】
第1回(終了)「天皇の人間宣言と文化主義に見る反戦平和の思想」:
かつて日本人が意図した平和の思想はなぜ挫折しているのか(終了)
第3回 「グローバリゼーションにおける公共性の問題」:
現代のグローバリゼーションは公共性をどう変えたか
第4回 「新旧教育基本法における公共の福祉と公益の原理」:
個人の人格の尊厳は公共的にはどう実現されるべきか
第5回 「アーレントとハーバーマスに見る公共的市民の原理」:
公共的市民の立場とはどんなものか
会場:雑司が谷地域文化創造館 B1 第4会議室 (TEL 03-3590-1253)
〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3-1-7
千登世橋教育文化センター1階・地階
東京メトロ副都心線雑司が谷駅下車 2番出口上
JR山手線目白駅下車 徒歩約10分
都電荒川線鬼子母神前駅下車 徒歩約2分
都バス千登世橋バス停下車 徒歩約1分
参加費 :1,000円 (学生、障害者・生保者は、500円)
(終了後、講師を囲んで懇親会を予定しています。各自が飲食した分を、お支払いください。)
主催 : ベグライテン http://www.facebook.com/begleiten2
(私たちは、ケアの哲学と公共哲学を学び、身につければ、一人ひとりが豊かに個性を開き、
発展させることができる社会を築くことができると考えています。)
問合せ先:関根 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp