福島第一原発事故から10年(3月例会)
*講師:満田夏花(みつたかんな)さん
(國際環境NGO FoE Japan 事務局長)
*講師からのひと言*
2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに続く東電福島第一原発事故から10年。しかし、まだ事故は継続しています。原発事故により、広範囲におよぶ放射能汚染が生じ、自然のめぐみとともにあった人々の暮らしは大きな打撃を受けました。原発事故は多くのものを奪いました。生業、生きがい、コミュニティ、友人や隣人と過ごすかけがえのない時間、平穏な日常…。いわば、人が人として生きてきた基盤が失われてしまったのです。
「原発はすべてものを奪った。俺らだって今も山には入れない。家にはやっぱり子ども達がいてよ、子ども達と一緒に山に行ってよ、そんで山の物を採ったりよ、いろいろ教えたりそれが当たり前だったから。そんな事、いまは何にもできないから」。飯舘村の元酪農家で、今はそばの栽培に取り組む長谷川健一さんはこう語ります。
一方で、「復興」のかけ声のもとに、放射能汚染や被害の実態が「見えない化」され、健康被害や不安を口にできない空気が醸成されています。
こうした原発事故の今についてお話しをさせて頂き、みなさまとともに考えていきたいと思います。
*講師プロフィール
国際環境 NGO FoE Japan 事務局長、原子力市民委員会座長代理。2011年3月11日を境に、原発事故被害者の権利や生活再建、脱原発をめぐる政策提言などに取り組んでいる。
『グローバルCSR調達―サプライチェーンマネジメントと企業の社会的責任』(共著、日科技連出版社、2006)、『福島と生きる:国際NGOと市民運動の新たな挑戦』(共著、新評論、2012)、『「原発事故子ども・被災者支援法」と「避難の権利」』(共著、合同出版、2014)など
*日時:2021年3月7日(日)14:00~16:30
*方法:Zoomによるオンライン講演会です。
*参加費:1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)
*申込み・支払い方法:次のpeatixアドレスから申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。
https://begleiten210307.peatix.com/
*ZoomのURL:お支払い確認後、3月7日(日)12:30~13:00に、ZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。Zoomを使用されたことのない方には、使用方法をお伝えします。申し込み時にお申し出ください。
主催:ベグライテン
HP: http://begleiten.org/
FB: https://ja-jp.facebook.com/begleiten2/
Twitter: https://twitter.com/Begleiten2001
問合せ先:関根
k_sekine@f7.dion.ne.jp 090-9146-6667