9/17(日) 連続講義・ケアの哲学入門2023-24 第2回 ケアの人間学〜物語と身体のあいだ〜

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連続講義・ケアの哲学入門2023/24(第2回)

ケアの人間学 〜 物語と身体のあいだ 〜

講師: 﨑川 修 さん (ノートルダム清心女子大学 教授)

日時:9月17日(日)14:00~16:30
(13:30から入室できます。)
(当日時間が取れない方は、事後に録画配信します。)

場 所:Zoomによるオンラインで行います。

講師からのひとこと

ケアを学ぶことは、決していわゆる「ケアワーカー」の専門的な知識や技術を身につけることではありません。ケアは私たちが人間として生きていくために与えられた可能性であり、時代を超えて引き継がれてきた「文化」です。高度な科学文明のもとで複雑に絡み、悩み多き現代の日常を生き抜くために、今や私たちの誰もが「ケア」の視点を備え、人と世界のあり方を見つめなおしていく必要があると思われます。

今年度は3回にわたり、ケアについて学び、考え、生きて行くための基本となる視座についてお話しして行く予定です。第2回目は、「物語」を生きるという観点から、人間という独特の存在の在り方を見つめます。物語を発見し、表現する営みの中にある「人間らしさ」と、語りを通じたケアの可能性について、ご一緒に考えてまいりたいと思います。

(今年度の予定)

第1回 ケアの哲学 ~「かかわり」を見つめる~(終了)
  第2回 ケアの人間学 ~物語と身体のあいだ~(今回)
第3回 ケアの倫理学 ~いのちの深みから~

講師略歴:1971年東京生まれ 上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学
2009年 上智大学文学部哲学科常勤嘱託講師(キリスト教人間学担当)
2013年 ノートルダム清心女子大学人間生活学部に着任(現在に至る)
専門は現代哲学、人間学、キリスト教倫理。

著書:
『他者と沈黙〜ウィトゲンシュタインからケアの哲学へ』(晃洋書房)
『教養としての応用倫理学』(共著・丸善出版)
『ケアを生きる私たち』(共著・大学教育出版)など。

参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

申込み方法:次のURLからお申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。https://begleiten230917.peatix.com/
・お申込み・お支払いは、コンビニ経由の場合9月16日(土)まで、クレジットカード利用の場合は、9月17日(日)12:00までです。

ZoomのURL: お支払い確認後、9月17日13:00~13:30にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

 

主催 : ベグライテン
http://begleiten.org/
https://www.facebook.com/begleiten2
https://twitter.com/Begleiten2001
問合せ・連絡先:
関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp

7/29(土) ケアセミナー マイナ保険証トラブルの根底にあるものとは~マイナンバーカードの目的から考える~

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ベグライテン ケアセミナー 230729

マイナ保険証トラブルの根底にあるものとは
~マイナンバーカードの目的から考える~

 

講師: 山口 浩太 さん (全国保険医団体連合会 事務局員)

日時:2023年7月29日(土)14:00~16:30
(13:30から入室できます。)

方法:Zoomによるオンラインミーティングとして行います。

 

マイナンバーカードに端を発する問題がマスコミ各社で報じられ、直近の世論調査では約7割が政府対応を「評価しない」と回答するなど波紋が広がっています。中でも「マイナ保険証」によるトラブルは現在も全国の医療機関に混乱をもたらしており、不安を抱えながら受診する患者さんが多くいる状況です。

政府はトラブルの原因について人為的なミスを強調しますが、実際はそれだけではありません。根底には現場感覚の無理解だけでなく、国民の受療権と個人情報を守る視点を欠いた制度設計の問題があります。

私たち保団連は制度の導入当初から問題点を指摘し、方針の撤回を求めてきました。今回の講演では、トラブルを経験している医療現場の声をお伝えしながら、導入の経緯や今後の計画を見渡すことで、マイナンバーカードとは一体どういったものなのかを考えます。意見交換を通じて、国の目的や国民への影響などについて深めるきっかけとなれば幸いです。

 

講師プロフィール:1996年生まれ。2018年に慶應義塾大学を卒業後、全国保険医団体連合会(※)に入局。以後、事務局として厚生労働省への要請活動や医療関係書籍の編集にかかわる。
※ 全国保険医団体連合会(略称・保団連)とは:1969年に結成。47都道府県にある51の「保険医協会(保険医会)」が加盟し、会員数は約10万7千人に上る。会員構成は医科と歯科の開業医をはじめとして、病院開設者や勤務医も加入する。政府・省庁、関係機関、地方自治体への要請行動や関連団体との協力を通じて保険医の生活と権利を守り、国民医療の向上をめざしている。

 

参加費: 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

 

申込み・支払い方法:次のpeatixアドレスから申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。(QRコードは、添付のチラシにあります。) https://begleiten230729.peatix.com/

コンビニ経由でのお申込み・お支払いは28日まで、クレジットカードでのお申込み・お支払いは29日12:00までです。

 

ZoomのURL:お支払い確認後、7月29日(土)13:00~13:30に、ZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

Zoomを使用されたことのない方には、使用方法をお伝えします。申し込み時にお申し出ください。

 

 

主催 : ベグライテン
HP: http://begleiten.org/
FB: https://ja-jp.facebook.com/begleiten2/
Twitter: https://twitter.com/Begleiten2001

 

連絡・問合せ先
関根 k_sekine@f7.dion.ne.jp  090-9146-6667

7/2(日) 連続講座・公共哲学入門2022/23(第4回) SDGsと日本国憲法のすがた

連続講座・公共哲学入門2022/23(第4回)

SDGsと日本国憲法のすがた

講師 : 大橋 容一郎 先生(上智大学名誉教授)

日時 : 7月2日(日) 14:00~16:30
(13:30から入室できます)

場所: 中央区明石町区民館 4号室
 (対面/オンライン・事後録画配信)

講師からのひとこと

日本国憲法の改正論議は、首相の交代に伴って下火になったように見えましたが、国際的な軍事衝突や経済対立などの「潜在的脅威」によってこのところ再燃しつつあるように思えます。他方でSDGsなどが重視されているグローバル社会において、日本の基本法は何を基準にして構成され、運営されるべきなのかについて、あらためて考えてみたいと思います。
(これまでと今後の予定)
第1回 旧教育基本法と日本国憲法の成立(終了)
第2回 教育勅語と日本国憲法(終了)
第3回 公共性と公開性(終了)
第4回 SDGsと日本国憲法のすがた(今回)
次  回 大正「文化主義」の盛衰に学ぶ

講師略歴:1952年2月東京都生まれ。上智大学文学部で長く教え、同大哲学科長、文学部長等を歴任。多数の国公私立大学でも講義。2022年4月より同大名誉教授。上智大学グリーフケア研究所客員所員、日本フィヒテ協会会長。

業績:『カント全集』(岩波書店)、『フィヒテ全集』(晢書房)、『広辞苑第7版』(岩波書店)、『世界人名大辞典』(岩波書店)、『哲学思想事典』(岩波書店)、『哲学の歴史』(中央公論新社)など多数の全集・辞書を監修。ケアと身体の哲学・近代日本思想などに関する学術論文多数。
(専門)は、カント哲学・近世現代哲学。
(最近の動向):岩波書店『思想』に連載した近代日本哲学思想の書籍化と同時に、カントなどの基本著作翻訳の出版企画のまとめ役を務めている。

参加費:一人 1,000円
(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

申込み方法①:会場参加:中央区明石町区民館 4号室
(中央区明石町14番2号   03-3546-9125)
次のURLからお申込みください。地図や交通案内も載って
います。  会費は、会場にてお支払いください。
https://forms.gle/BD6U3k7xoWvVqGxR6
(QRコードは、下記のチラシ(注1) に載っています。
・日比谷線 築地駅 3番出口 徒歩7分
・有楽町線 新富町駅 4番出口 徒歩10分
・都バス「東15 東京駅八重洲口-深川車庫」
聖路加病院前(約17分)下車徒歩1分ほか

申込み方法②:オンライン及び事後録画配信参加
(当日は時間が取れない方には、数日~1週間後にZoomの録
画を配信します。以下に基いて申し込み、アンケートに、
当日参加できないので後日録画配信希望としてください。)

次のpeatixアドレスをクリックし、開いたページの右側下部
にある「チケットを申し込む」ボタン(橙色)から申し込ん
でください。https://begleiten230702.peatix.com/
(QRコードは、下記URLのチラシ(注1)にあります。)
(peatixからの申込みについては、(注2)をご覧ください。

*コンビニからのお申込みは7月1日(土)まで、クレジット
カードを利用してのお申込みは、7月2日(日)12:00までで
す。入金後のキャンセルは、ご容赦ください。

*Zoom の URL:お申込み確認後、7月2 日(日)13:00~
13:30に Zoom の URL、ID、パスワードを、個別に
ご連絡します。

*Zoomを使用したことのない方は、使い方をお伝えします。
申込時に下記までご連絡ください。

 

 

主催 : ベグライテン http://begleiten.org/            https://www.facebook.com/begleiten2       https://twitter.com/Begleiten2001

問合せ・連絡先:
関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp

5/28(日) 連続講義・ケアの哲学入門「ケアの哲学〜「かかわり」を見つめる〜」

連続講義・ケアの哲学入門2023/24(第1回)

           ケアの哲学  

       〜「かかわり」を見つめる 〜

講師:﨑川 修 さん (ノートルダム清心女子大学 教授)

日時:5月28日(日)14:00~16:30
(13:30から入室できます。)

場所:中央区 明石町区民館 3号洋室(対面・オンライン・事後配信)

講師からのひとこと

ケアを学ぶことは、決していわゆる「ケアワーカー」の専門的な知識や技術を身につけることではありません。ケアは私たちが人間として生きていくために与えられた可能性であり、時代を超えて引き継がれてきた「文化」です。高度な科学文明のもとで複雑に絡み、悩み多き現代の日常を生き抜くために、今や私たちの誰もが「ケア」の視点を備え、人と世界のあり方を見つめなおしていく必要があると思われます。
今年度は3回にわたり、ケアについて学び、考え、生きて行くための基本となる視座についてお話しして行く予定です。第1回目は、ケアという概念の定義や用法を確認したうえで、ケアの視点が切り開く「かかわり」を基盤とした世界観に触れ、その豊かさと可能性について、ご一緒に考えたいと思います。
(今年度の予定)
第1回 ケアの哲学 ~「かかわり」を見つめる~
第2回 ケアの人間学 ~物語と身体のあいだ~
第3回 ケアの倫理学 ~いのちの深みから~

講師略歴:
1971年東京生まれ 上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学
2009年上智大学文学部哲学科常勤嘱託講師(キリスト教人間学担当)
2013年 ノートルダム清心女子大学人間生活学部に着任(現在に至る)
専門は現代哲学、人間学、キリスト教倫理。

著書:
『他者と沈黙〜ウィトゲンシュタインからケアの哲学へ』(晃洋書房)
『教養としての応用倫理学』(共著・丸善出版)
『ケアを生きる私たち』(共著・大学教育出版)など。

参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

申込み方法①:会場参加
(中央区 明石町14番2号 明石町区民館 洋室3号室(定員36名))

次のURLからお申込みください。地図や交通案内も載っています。
 https://forms.gle/K1pe46ETKtfLi4Bd6 

 日比谷線 築地駅 3番出口 徒歩7分
有楽町線 新富町駅 4番出口 徒歩10分
都バス「東15 東京駅八重洲口-深川車庫」聖路加病院前(約17分)   徒歩1分ほか

申込み方法②:オンライン、事後配信(当日は時間が取れない方も、事後配信で参加できます。)

次のpeatixアドレスから申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。
https://begleiten230528.peatix.com/

 

コンビニからのお申込み・お支払いは5月27日(土)まで、クレジットカードを使用してのお申込み・お支払いは、5月28日(日)12:00までです。

*ZoomのURL:お申込み確認後、5月28日(日)13:00~13:30にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

*Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

 

主催 : ベグライテン
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4/22(土) 公共セミナー メディアの公平性をどう考えるか? —市民の目線から、メディア改革にも触れて―

ベグライテン 公共セミナー

メディアの公平性をどう考えるか?

      —市民の目線から、メディア改革にも触れて―

講 師:田島 泰彦さん(元 上智大学新聞学科教授)

日 時:4月22日(土)14:00~16:30
     (13:00から入室できます。)

参加費:一人 1,000円
(会場1の場合は当日、会場2の場合は事前にお支払いください。)

講師からのひとこと

放送法の政治的公平の解釈変更をめぐって、安倍政権下で首相補佐官が総務省に執拗に迫る行政文書が明らかになった。事の本質は放送への権力介入そのものであるにもかかわらず、高市元総務相は文書を捏造と断じる一方、国会で問題を提起した立民党・小西議員は憲法審査会発言の廉で更迭され、厳しく糾弾された。
そういうなか、イギリスのBBCでも、政府の移民政策批判をツイートしたスポーツ番組の解説者が公平原則違反を理由に一時番組から下ろされる事態が生じた。

事柄の根底にあるメディアにとって公平とはいったい何なのかを、市民の目線から、SNSやネット社会からのインパクトも含め、またメディア改革のなかでの意味合いにも触れ、多角的に迫ってみたい。
なお、拙著『表現の自由とメディアの現在史』中の「情報統制と放送への介入」(189頁以下)も参照されたい。

講師略歴:1952年埼玉県秩父生まれ。上智大学法学部卒、早稲田大学大学院憲法学専修修了。神奈川大学短期大学部を経て、2018年まで上智大学文学部新聞学科教授

主な著書:『表現の自由とメディアの現在史』(日本評論社)、『この国に言論の自由はあるのか』(岩波書店)、『異論排除に向かう社会』(共訳書、日本評論社)

会場と申込方法
会場①:中央区 新富区民館 1F 4号室 (申込み不要:当日直接参加)
日比谷線・JR京葉線 八丁堀駅下車A3出口 徒歩5分
中央区コミュニティバス[北循環]新富区民館(30番)徒歩すぐ
有楽町線 新富町駅 都営浅草線 宝町駅 でも10分以内です。
https://kyobashi7cityhall.jp/about/shintomi.html

会場②:オンライン:次のpeatixアドレス又はQRコードから申込み、開いたページ右側下方にある「チケットを申し込む」ボタン(橙色)をクリックして順に記入し、各自が選択された方法で事前にお支払いください。 https://begleiten230422.peatix.com/
(QRコードは、添付のチラシにあります。)

コンビニからのお申込み・お支払いは4月21日(金)まで、クレジットカードを利用してのお申込み・お支払いは4月22日(土)12:00までです。(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

ZoomのURL:お支払い確認後、4月22日(土)12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

 

主催 : ベグライテン 
http://begleiten.org/
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https://twitter.com/Begleiten2001

連絡・問合せ先:
関根 090-9146-6667  k_sekine@f7.dion.ne.jp

3/25(土) 《どうする家康。どうする自分。》—-民主主義こそが人を活かし、組織を伸ばす—-

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ベグライテン 公共セミナー

 《どうする家康。どうする自分。》

  —-民主主義こそが人を活かし、組織を伸ばす—-

講 師:鈴木 国夫さん「市民と野党をつなぐ会@東京」共同代表

日 時:3月25日(土)14:00~16:30             (13:00から入室できます。)                                                                                
場 所:Zoomによるオンライン・ミーティングとして行います。

講師からのひとこと

原発が爆発した、どうする自分。戦争法が可決された、どうする自分。
一人で社会は動かせない。だから人々を繋ぎ、一歩、一歩、組織をつくってきました。
民主主義を大事にすることこそが、市民組織を伸ばす道であることを、「市民連合 めぐろ・せたがや」と「市民と野党をつなぐ会@東京」の実践経験からお話したいと存じます。

プロフィール: 1948年名古屋生まれ。息子の都立高校卒業式における石原都政の暴政を契機に、2005年から都知事選の野党統一運動に関わり始めた。野党共闘の時代が訪れ、「市民連合 めぐろ・せたがや」「市民と野党をつなぐ会@東京」の共同代表。また政権交代には、経済政策が肝心と考え、野党議員と一緒に学ぶ「99%のための経済政策フォーラム」を設立し代表を務める。

参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

申込み方法:次のpeatixアドレスをクリックし、開いたページの右側下部にある「チケットを申し込む」ボタン(橙色)から申し込んでください。 https://begleiten230325.peatix.com/
(QRコードは、添付のチラシにあります。)

ZoomのURL:お申込み確認後、3月25日(土)12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。
Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

 

主催 : ベグライテン
http://begleiten.org/
https://www.facebook.com/begleiten2
https://twitter.com/Begleiten2001

問合せ・連絡先:
関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp

2/26(日) 連続講義・ケアの哲学入門2022/23(第4回) 感覚から世界を編み直す 〜アートとケアの未来〜

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連続講義・ケアの哲学入門2022/23(第4回)

感覚から世界を編み直す 〜アートとケアの未来〜

講師:﨑川 修 さん (ノートルダム清心女子大学 教授)

日 時:2月26日(日)14:00~16:30
(13:00から入室できます。)

場 所:Zoomによるオンライン・ミーティング

講師からのひとこと

ケアを学ぶことは、決していわゆる「ケアワーカー」の専門的な知識や技術を身につけることではありません。ケアは私たちが人間として生きていくために与えられた可能性であり、時代を超えて引き継がれてきた「文化」です。高度な科学文明のもとで複雑に絡み、悩み多き現代の日常を生き抜くために、今や私たちの誰もが「ケア」の視点を備え、人と世界のあり方を見つめなおしていく必要があると思われます。

今回はケアにおけるアート、すなわち芸術の果たす役割や意義に着目します。古来人間は、生きることの苦悩に向き合い癒しを共有する技法(art)として、音楽や演劇、絵画、文学といった創造活動を生み出してきました。近年ではケア的な価値観・世界観に基づくアート作品が注目されていますが、他方で私たちがアートに触れる仕方は、高度情報化社会の進展によって大きく変化しつつあります。

心と身体、そしてコミュニケーションを取り巻く環境変化の中で、芸術はいかにして私たちの「感覚」に働きかけ、苦悩を癒すことができるのかを、ご一緒に考えたいと思います。

講師略歴:1971年 東京生まれ 上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学
2009年 上智大学文学部哲学科常勤嘱託講師(キリスト教人間学担当)
2013年 ノートルダム清心女子大学人間生活学部に着任(現在に至る)
専門は現代哲学、人間学、キリスト教倫理。

著書に 『他者と沈黙〜ウィトゲンシュタインからケアの哲学へ』(晃洋書房)
『教養としての応用倫理学』(共著・丸善出版)、『ケアを生きる私たち』(共著・大学教育出版)など。

参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

申込み方法: 次のpeatixアドレスから申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。 (QRコードは、添付のチラシにあります。) https://begleiten230226.peatix.com/

コンビニからのお申込み・お支払いは2月25日(土)まで、クレジットカードを使用してのお申込み・お支払いは、2月26日(日)12:00までです。

ZoomのURL:お申込み確認後、2月26日(日)12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

 

主催 : ベグライテン
http://begleiten.org/
https://www.facebook.com/begleiten2
https://twitter.com/Begleiten2001 

問合せ・連絡先:
関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp

1/8(日) 連続講座・公共哲学入門2022/23(第3回)「公開性と公共性」

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連続講座・公共哲学入門2022/23(第3回)

 

公開性と公共性

 

講師:大橋 容一郎先生(上智大学名誉教授・放送大学客員教授)

日時:1月8日(日)14:00~16:30(13:00から入室できます。)

場所:Zoomによるオンライン・ミーティングとして行います。

 

講師からのひとこと

「公共性」の基本にある要素は、「共通の福祉」と「公開性」と言われます。しかしこれらの概念は、そうかんたんに定義されているものでもありません。日本国憲法にある「公共の福祉」が「公益」へと書き替えられる可能性もある現在、カントの『永遠平和論』にある「公開性」の議論などを参照しつつ、これらの言葉をもう一度見直してみたいと思います。

 

講師略歴:
1952年2月東京都生まれ。上智大学文学部で長く教え、同大哲学科長、文学部長等を歴任。多数の国公私立大学でも講義。2022年4月より同大名誉教授。放送大学客員教授、上智大学グリーフケア研究所客員所員、日本フィヒテ協会会長。

業績
『カント全集』(岩波書店)、『フィヒテ全集』(晢書房)、『広辞苑第7版』(岩波書店)、『世界人名大辞典』(岩波書店)、『哲学思想事典』(岩波書店)、『哲学の歴史』(中央公論新社)など多数の全集・辞書を監修。

ケアと身体の哲学・近代日本思想などに関する学術論文多数。 専門は、カント哲学・近世現代哲学

最近の動向:岩波書店『思想』に連載した近代日本哲学思想の書籍化と同時に、カントの著作翻訳の出版を進めている。

 

参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

申込み方法: 次のpeatixアドレスから申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。
https://begleiten230108.peatix.com/

コンビニからのお申込み・お支払いは1月7日(土)まで、クレジットカードを使用してのお申込み・お支払いは、1月8日(日)12:00までです。

ZoomのURL:お申込み確認後、1月8日(日)12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。
Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

 

 

主催:ベグライテン
http://begleiten.org/
https://www.facebook.com/begleiten2
https://twitter.com/Begleiten2001

 

問合せ・連絡先:
関根和彦 090-9146-6667  k_sekine@f7.dion.ne.jp

10/23(日) ケアの哲学入門 家族とケアの風景~物語から身体へ~

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連続講義・ケアの哲学入門2022/23(第3回)

 

家族とケアの風景 〜物語から身体へ〜

講師: 﨑川 修 さん (ノートルダム清心女子大学 教授)

日 時:10月23日(日)14:00~16:30(13:00から入室できます。)

場 所:Zoomによるオンライン・ミーティングとして行います。

 

講師からひとこと

ケアを学ぶことは、決していわゆる「ケアワーカー」の専門的な知識や技術を身につけることではありません。ケアは私たちが人間として生きていくために与えられた可能性であり、時代を超えて引き継がれてきた「文化」です。高度な科学文明のもとで複雑に絡み、悩み多き現代の日常を生き抜いていくために、今や私たちの誰もが「ケア」の視点を備え、人と世界のあり方を見つめなおしていく必要があるように思われます。

今回はケアを考える文脈・背景として重要な「家族」に注目します。少子高齢化が急速に進行し、家族の在り方は大きく変化していますが、近代社会を構造的に支え続けてきた「家族という物語」は、形を変えながらも私たちの日常に根を張り巡らせています。見えにくい場所で絡まりあい、さまざまな苦悩や葛藤を生み出すこの〈根〉を解きほぐすようなケアの営みの可能性を、ご一緒に考えて参りたいと思います。

 

(今後の予定)
第1回 ケアを学ぶ〜生きるための哲学(終了)
第2回 依存と共存 〜ケアとアディクション〜 (終了)
第4回 感覚から世界を編み直す〜アートとケアの未来

 

講師略歴:

1971年 東京生まれ 上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学
2009年 上智大学文学部哲学科常勤嘱託講師(キリスト教人間学担当)
2013年 ノートルダム清心女子大学人間生活学部に着任(現在に至る)
専門は現代哲学、人間学、キリスト教倫理。

 

主な著書:『他者と沈黙〜ウィトゲンシュタインからケアの哲学へ』(晃洋書房)
『教養としての応用倫理学』(共著・丸善出版)、     『ケアを生きる私たち』(共著・大学教育出版)など。

 

参加費:一人1,000円  (入金後のキャンセルは、ご容赦ください。)

申込み方法:次のpeatixアドレスから申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。
https://begleiten221023-2.peatix.com/

お申込み・お支払いは、コンビニ経由の場合10月22日(土)まで、クレジットカード利用の場合は、10月23日(日)12:00までです。

 

ZoomのURL: お支払い確認後、10月23日12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

事後配信については、アンケートの事後配信欄に記入してください。

 

 

 

 

 

主催 : ベグライテン

http://begleiten.org/
https://www.facebook.com/begleiten2
https://twitter.com/Begleiten2001

 

問合せ・連絡先:

関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp

 

10/16(日) 公共哲学セミナー 連続講座・公共哲学入門第2回 教育勅語の公共性を精査する

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ベグライテン公共哲学セミナー

連続講座・公共哲学入門2022/23(第2回)

 

教育勅語の公共性を精査する

 

講師:大橋 容一郎先生(上智大学名誉教授・放送大学客員教授)

日時:10月16日(日)14:00~16:30(13:00から入室できます。)

場所:Zoomによるオンライン・ミーティングとして行います。

 

講師からのひとこと

時代の変化のスピードが加速している現代社会だが、その変転に振り回されることなく、歴史と思想をふり返り、われわれの公共性が向かうべきこれからの途について、一緒に考えましょう。

前回は、「教育基本法」の改訂の中で、個人と国家の公共性バランスが大きく変化した問題を取り上げました。教育基本法および現在の憲法改正の議論は、天皇制、軍備、安全保障体制などにつきるものではありません。むしろ性差、人種、家族関係などについては、戦前の倫理道徳である「教育勅語」との異同が大きな問題です。

第2回は、「教育勅語」の本文、それを世界に示した吉田熊次の講演を見ながら、公共性の問題を考えます。

 

講師略歴:1952年2月東京都生まれ。上智大学文学部で長く教え、同大哲学科長、文学部長等を歴任。多数の国公私立大学でも講義。2022年4月より同大名誉教授。放送大学客員教授、上智大学グリーフケア研究所客員所員、日本フィヒテ協会会長。

業績:『カント全集』(岩波書店)、『フィヒテ全集』(晢書房)、『広辞苑第7版』(岩波書店)、『世界人名大辞典』(岩波書店)、『哲学思想事典』(岩波書店)、『哲学の歴史』(中央公論新社)など多数の全集・辞書を監修。
ケアと身体の哲学・近代日本思想などに関する学術論文多数。 専門は、カント哲学・近世現代哲学

最近の動向:岩波書店『思想』に連載した近代日本哲学思想の書籍化と同時に、カントの著作翻訳の出版を進めている。

 

参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

申込み方法:次のpeatixアドレスから申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。https://begleiten221016.peatix.com/

コンビニからのお申込み・お支払いは10月15日(土)まで、クレジットカードを使用してのお申込み・お支払いは、10月16日(日)12:00までです。

ZoomのURL:お申込み確認後、10月16日(日)12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

 

 

主催:ベグライテン
http://begleiten.org/
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問合せ・連絡先:関根和彦
090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp

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