草の根の運動が歴史を変えた ~被爆者運動が訴えること~
「生きていてよかった!」と涙ぐみながら語ったのは長年寡黙に核兵器の廃絶のために運動に関わってきた
85歳の男性の被爆者でした。2017年7月7日核兵器禁止条約が国連で採択されたニュースに、
平均年齢81歳を超えた被爆者の多くが感じた思いでした。
核兵器禁止条約は、簡単にできたのではありません。原爆投下直後から被爆者がおかれた立場、
全国各県の原爆被害者の協議会である日本被団協の設立、国内外多くの支援者の方々と共に続けてきた核兵器廃絶の運動、
語るたびにあの日に連れ戻されてしまう証言活動は、世界のだれにも自分たちと同じ体験をさせてはならない、
という強い思いからでした。
今、この世界において核兵器禁止条約 はどういう意味があるのでしょうか。その発効のために、
私たちに出来ることをご一 緒に考えましょう。
◆講 師◆和田征子さん
日本原水爆被害者団体協議会 事務局次長
◆日 時◆2019年3月16日(土)14:00~16:30
◆場 所◆ 上智大学2号館 4F 410教室
〒102-8554 千代田区紀尾井町7-1 (JR中央線、 東京メトロ丸ノ内
線・南北線/四ッ谷駅 麹町口・赤坂口から徒歩 5分)
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya
◆プロフィール◆
1943年 長崎市で生まれる。
1945年 1歳10か月の時、 爆心地から2.9kmの自宅で被爆。
2015年 NPT再検討会議の要請団としてニューヨーク行動に参加。
2017年 6月ニューヨーク国連本部での核兵器禁止条約交渉会議に参加し発言。
2017年 11月バチカン法王庁での「核兵器のない世界と統合的軍縮への展望」と題する国際会議に招待され、発言。
ローマ教皇と謁見し「ヒバクシャ国際署名」 を手渡し賛同を依頼。
◆参加費◆1,000円(学生、障害者・生保者は、500円)
終了後、講師を囲んで懇親会を予定しています。
各自が飲食した分を、お支払いいただきます。
◆主催・問合せ◆ベグライテン 関根090-9146-6667
https://www.facebook.com/begleiten2
◆共 催◆ケアと公共を学ぶ会