10/2(日) 現代日本における「宗教と政治」を考える

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ベグライテン 10月例会

現代日本における「宗教と政治」を考える

講 師:島薗 進 先生(東京大学名誉教授)

日 時:10月2日(日)14:00~16:30 (13:00から入室できます。)

場 所:Zoomによるオンライン・ミーティングとして行います。

講師からのひとこと

安倍元首相の殺害から露わになってきた統一教会の問題は、戦後日本における宗教と政治の関係についてあらためて捉え返すことを促している。

多くの新宗教が存在し、民間の指導者が急速に台頭し勢力を伸ばすということが度々起こる。米国や韓国にも類似の状況があるが、日本はとくにその傾向が強い。戦前の天理教や大本教、戦後の創価学会や立正佼成会は急速に大教団になり、今も社会的に一定の存在感をもっている。

だが、統一教会は多くの被害者を生み、攻撃的で収奪的な姿勢が長くかわらないという点で特異である。オウム真理教もいくつもの殺人事件を起こしたが、その存続は10年ほどにとどまる。これに対して、統一教会は50年以上にもわたってトラブルを起こし続け、多くの被害者を生み出しつつ、一定の勢力をもって存続し続けてきた。それはどうしてだろうか。

政治的な保護や力づけを受けて、宗教が独善的な、時には多くの被害を生み出すという事態は日本だけのことではない現代世界にはそのようなことが起こりがちな社会状況があるのではないか。

今回の講演では、以上のような問題についてともに考えていきたい。

講師略歴: 1948年生。東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科教授、上智大学大学院実践宗教学研究科教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所客員所員、大正大学客員教授。
専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理。

近著:『ともに悲嘆を生きる』(朝日新聞出版、2019年)、『新宗教を問う』(ちくま新書、2020年)、『戦後日本と国家神道』(岩波書店、2021年)、『精神世界のゆくえ』(東京堂出版、1996年、法蔵館文庫版、2022年)、『日本仏教の社会倫理』(岩波書店、2013年、岩波現代文庫版、2022年)、『教養としての神道』(東洋経済新報社、2022年)など。

参加費:一人 1,000円(入金後のキャンセルはご容赦ください。)

申込み方法: 次のpeatixアドレスから申込みお支払いください。(QRコードは、添付のチラシにあります。)
https://begleiten221002.peatix.com/

コンビニからのお申込み・お支払いは10月1日(土)まで、クレジットカードを使用してのお申込み・お支払いは、10月2日(日)12:00までです。

ZoomのURL:お申込み確認後、10月2日(日)12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

 

主催 : ベグライテン
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問合せ・連絡先:

関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp