◆終了◆7月22日(土)14:00~連続講座「ケアの哲学入門」第3回

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  (連続講座) ケアの哲学入門~共に生きるための姿勢~ (第 3 回)

◇愛することとケアすること◇

「ケア」について考えることは、他者のために何が出来るかを考えることであると同時に、また私たち自身が「自己」を見つめ、いかに生きるべきかを深く考えることに他なりません。ケアは弱者に対する援助の具体的方法であるだけではなく、いつでも私たちの人間的な「生 LIFE」を作り出す「かかわり」の基本的な姿勢でもあるのです。
この連続講座では、当たり前のように使われている「ケア」という言葉の意味を問い直すところから出発し、それをただ「専門的な技法」としてだけではなく、人間としての「生き方」の問題としても意識できるように、ご一緒に考えて参りたいと思います。
第三回目は「愛」をキーワードに、ケアの本質に迫ります。愛はケアを生み出す「源泉」だと考えられますが、どんな愛でもケアになるかといえば、そうではないでしょう。愛を通じた「かかわり」の生成を見つめながら、与える愛と受け取る愛、献身と依存のはざまに「生き方としてのケア」のあるべき姿を探ってみたいと思います。(参考文献:プリント資料を配布する予定です)

(3 回目以後の予定)
第 1 回 人間を見つめる~ケアと生の地平~(終了)
第 2 回 ケアの概念を考える(終了)
第 4 回 トラウマの人間学 ~心身との語らい
第 5 回 スピリチュアルケア ~祈りと希望

【日 時】2017 年 7月 22 日(土)14:00~16:30

【場 所】上智大学 12号館 3F 301教室

102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
(JR中央線・東京メトロ丸の内線・南北線四ツ谷駅麹町口・赤坂口から 徒歩5分)
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya

【講 師】崎川 修 さん(ノートルダム清心女子大学 准教授)

(略歴)
1971 年 東京生まれ 上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学
2009年上智大学文学部哲学科常勤嘱託講師(キリスト教人間学担当)
2013 年 ノートルダム清心女子大学人間生活学部准教授(現在に至る)
専門は現代哲学、人間学、キリスト教倫理。

(共著書)に 『心とは何か』北大路書房、『ニヒリズムとの 対話』晃洋書房、『教養としての応用倫
理学』丸善出版、『ケアを生きる私たち』大学教育出版など。

【主 催】ベグライテン https://www.facebook.com/begleiten2
ミシュカの森 https://www.facebook.com/mforest

【共 催】上智大学 哲学科

【問い合わせ】 関根 090-9146-6667 ANA71805@nifty.com(入江)

チラシ → 連続講座「ケアの哲学入門」チラシ