◆盛会御礼◆会場→2号館 4F 401教室■12月25日(日)14:00~「ミシュカの森」

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「ミシュカの森2016」のお誘い

 

星野智幸さん(作家)をお迎えして

コトバの力

~沈黙を強いるメカニズムに抗して~

 

【日時】2016年12月25日(日)14:00~16:30 

【場所】上智大学 四谷校舎 2号館 4F 402教室 千代田区紀尾井町7-1

(JR中央線・東京メトロ丸の内線/南北線四ツ谷駅 麹町口・赤坂 口から徒歩7分)

【参加費】1,000 円(税込)

【定員】180名 ☆どなたでも参加できます。事前申込不要。

【講師】星野智幸さん(作家)

【講演タイトル】コトバの力~沈黙を強いるメカニズムに抗して~

【講師略歴】星野智幸(ほしの・ともゆき)1965年米国ロサンゼルス生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2 年半の新聞記者勤め を経て、2年のメキシコ留学。1997年、『最後の吐息』で文藝賞を受賞してデビュー。2 000年『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞、2003年『ファンタジスタ』で野間文 芸新人賞、2011年『俺俺』で大江健三郎賞、2014年『夜は終わらない』で読売文学賞を 受賞。最新作は『呪文』。4巻本の自選作品集『星野智幸コレクション』を刊行中。路 上文学賞を主催。

【主宰からの言葉】

「ミシュカの森」は、2000年末に、幼い姪と甥を含む妹一家4人が 突然命を奪われた「世田谷事件」追悼の集いです。岩波書店から「悲しみを生きる力に 」という本を出版して以来、 同じタイトルで、講演を続け、悲しみに寄り添い、ともに生きる「グリーフケア」と「 グリーフサポート」の活動を展開して現在に至ります。喪失からの再生の物語を自分の 言葉で語ることができたのは、皆様のお力添えのおかげです。今年のゲスト、作家の星 野智幸さんは、想像力の飛翔に圧倒される現代文学の書き手として活躍しておられます 。グリーフケア研究所長の島薗進先生や、批評家の若松英輔さんの書評でも絶賛されて いる星野さんですが、私が特に印象深かったのはホームレスの人たちが書いた文学作品 を対象とした「路上文学賞」を立ち上げた時の言葉です。 文学作品とは、その人の存在の核となる部分を理解し合う深いレベルで、言葉によって 人と交わるもの、と定義した星野さん。一般に流通する「ホームレスのイメージ」を裏 切らない物語、ではなく、どこまで他人の顔色をうかがわずに言葉を発することができ たか、を審査の基準として挙げたのです。 大きな悲しみを受けた人が、社会やメディアの創る大きな物語にとらわれることなく、 自分自身の物語を紡ぐのがいかに難しいか、を実感していている私にとって、星野さん の視点は新鮮に映りました。魂の底から感じたその人自身の言葉が光を宿す時に悲しみ は生きる力に変わるのです。「沈黙」も雄弁な言葉であることを知ってもなお、沈黙を 強いるメカニズムに抗って発される言葉の力。皆様の心に響くお話が聞けると思います 。 なお、第一部では、この会のプロトタイプとも言える小さな会を開く場となった信濃町 真生会館の理事長、森一弘さん、またグリーフケアの集いを通して世田谷で御支援頂い ている北烏山の存明寺住職の酒井義一さんからもお言葉を賜ります。悼む思いがいのち をつなぐ・・・今年もぜひこの会にお越し下さい。                     (ミシュカの森主宰  入江 杏)

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チラシ作製後に会場変更あり。会場は12号館ではなく、2号館です。ご注意ください。

上智大学 四谷校舎 2号館 4F 401教室