◆秋期講座◆上智大学コミュニティカレッジ「人間らしく生きる」

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ベグライテンが、企画から宣伝までにわたり応援して来た「人間らしく生きる」講座は、
上智大学がコミュニティ・カレッジを2019年度秋期をもって終了することになったことに伴い、
今期限りで終了します。

受講者の声を聞きながら、受講者とともに歩んできただけにとても残念ですが、やむを得ません。
今期も、とても充実した講座にすることができましたので、しっかり学んでお終いにしましょう。

転送・転載・拡散 よろしくお願いします。

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ソフィア・コミュニティ・カレッジ
2019年度秋期 教養・実務講座

講座番号2089

人間らしく生きる

流動化・覇道化し始めた世界-安定と平和は取り戻せるのか

チラシ → 2019秋期講座2129

 

世界はいま、流動化、覇道化の時代に入ってしまったように見えます。
欧米では、流入する難民に反発して極右勢力が伸長し、政治・経済・社会が流動化しています。
アメリカファーストを唱えるトランプ政権は、イラン、ロシアなどに対し
力による恫喝的な振る舞いを一段と強めており、殊に中国とは、
覇権争いを象徴する関税紛争が長期化する様相を呈し、世界経済への影響が懸念されています。

こうした情勢の下、北東アジアでは米朝が牽制しあいながらも、朝鮮半島の非核化を模索する
努力が続けられています。

ところが政府自民党は、核兵器禁止条約に背を向けF35などの兵器を大量に買い込んでおり、
憲法を改定して国民の主権を弱め、米国とともに戦争ができる国にしようとしています。
華々しく喧伝されたアベノミクスも大企業と富裕層を潤しただけで、
格差はますます拡大しており、一億総活躍社会もその“活躍”は
国民一人一人の幸せを念頭においたものではありません。

待機児童は減らず、保育や教育担当者の待遇改善も進みません。
また、ブラックに満ちたパワハラ・セクハラ 職場の改善も進んでいません。
そもそも、国会議員や官僚の劣化が目をおおわんばかりです。

どうすれば人間の尊厳を回復し、人間らしく生きられる日本社会が実現できるのか?
「今存在しているのとは別の在り方」はないのか?

受講者のみなさまとともに考える機会としたいと思います。

【日時】指定水曜日 19:10〜20:40(2019年10月上旬〜2019年1月中旬)
全11回 定員70名
【会場】上智大学 四谷キャンパスの教室を使用
【受講料】 29,700円
テキスト:講師よりプリント配布(実費徴収)☆全回分500円
【講義形式】 講師11名による輪講形式
【コーディネーター】 大橋容一郎 先生(上智大学教授 文学部哲学科)

【講座スケジュール(敬称略)】

◆10月2日◆「市民であるとはどういうことか(講座趣旨説明含む)」
大橋容一郎(上智大学教授、文学部哲学科)

◆10月9日◆「日本外交の在り方を問う」
猿田佐世(新外交イニシアティブ代表・弁護士〈日本・米NY州〉)

◆10月23日◆「大日本帝国憲法から日本国憲法へ──憲法9条を中心として」
長谷部恭男(早稲田大学教授)

◆10月30日◆「女性が本当に活躍できる社会へ」
上野千鶴子(東京大学名誉教授)

◆11月6日◆「緊急事態条項とは何か」
水島朝穂(早稲田大学法学学術院教授)

◆11月13日◆「反緊縮経済学マップ——ニューケインジアン左派 vs MMT vs 信用創造廃止論」
松尾 匡(立命館大学経済学部教授)

◆11月20日◆「プログレッシブ(進歩)連合の可能性」
中野晃一(上智大学国際教養学部教授)

◆12月4日◆「広島、福島、そして上関は今」
アーサー・ビナード(詩人・俳人、随筆家、翻訳家)

◆12月11日◆「国家神道の見えない化」
島薗  進(上智大学大学院教授、グリーフケア研究所所長)

◆1月8日◆「グローバリゼーションによる学校の変貌―平和・民主主義教育の現在―」
佐藤 学(学習院大学文学部特任教授・東京大学名誉教授)

◆1月15日◆「民主主義とは何か~政権とメディア~」
望月衣塑子(東京新聞記者)

【主催・申込先】上智大学公開学習センター TEL 03-3238-3552

「上智公開講座 オンライン予約」で 検索してください。

https://web.my-class.jp/sophia/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=173461#program-shosai-table

ベグライテン 関根 090-9146-6667 まで