10/17(日)「高まる米中対立と日本の選択」

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講師 孫崎 享 さん(元外務省国際情報局長)

 

日本の多くの人は、米国は世界最強だからこれについていけばいい。今日の日本の繁栄は米国のおかげだ」と思っていると思います。

でも、その状況は今変わってきているのです。経済では、購買力ベースのGDP(CIAは“真のGDP”と呼んでいます)では中国が米国の上です。中国は技術を外国から取ってきている、時に盗んでいると思っていられると思いますが、科学分野での論文数では、中国は今や量と質で世界一です。更に米国国防省が実施した台湾周辺での「ウォーゲーム」18全てで米国は中国に負けています。こうした事実をご存じでしたか。ご存じないとすれば、何故でしょう。日本では歪んだ情報伝達システムの下にあると言っていいでしょう。

これらの新しい現象を踏まえ、日本の安全保障政策を考えたいと思います。その際のキー・フレーズを書きます。「日本の安全は軍事では守れない。しかし外交で武力紛争を避ける道はある」

 

  • 略歴 東アジア共同体研究所所長。1943年旧満州国鞍山生まれ。1966年東京大学法学部中退、外務省入省。英国、ソ連、米国(ハーバード大学国際問題研究所研究員)、イラク、カナダ(公使)勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。2002年より防衛大学校教授。この間公共政策学科長、人文社会学群長を歴任。2009年3月退官。
  • 主な著書  『日米同盟の正体』『戦後史の正体』『日米開戦の正体』『日本の領土問題―尖閣・竹島・北方領土―』『小説外務省―尖閣問題の正体』、『21世紀の戦争と平和』『日米開戦へのスパイ』『アーネスト・サトウと倒幕の時代』、『13才からの日本外交』『日本国の正体』。2021年9月7日「アメリカは中国に負ける: 日本はどう生きるのか (河出文庫) を出版。

 

日時:2021年10月17日(日) 14:00~16:30 (13:00から入室できます。)

方法:Zoomによるオンライン講演会です。

申込み方法:次のpeatixアドレス又はQRコードから申込み、各自が選択された方法で事前にお支払いください。

https://begleiten211017.peatix.com/

ZoomのURL:お支払い確認後、10月17日(日)12:30~13:00にZoomのURL、ID、パスワードを、個別にご連絡します。

Zoomを利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

 

 

主催 : ベグライテン

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問合せ先: 関根 090-9146-6667  k_sekine@f7.dion.ne.jp