◆申込は5月23日まで◆上智公開講座 (No.0126) :4月18日(水)19:00~ 全11回

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ソフィア・コミュニティ・カレッジ  2018年度春期 教養・実務講座

 

講座名

人間らしく生きる

~対立を深める世界…日本の進路を考え直す~

講座番号 0126

 

【講座趣旨

トランプ大統領の就任から1年、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐる状況はますます緊迫しています 。

韓国、中国、ロシアなどの対話による平和的解決の方針に対して、米国は軍事的な攻撃をほのめかし、
空母などを朝鮮半島周辺に配備して軍事的な圧力を強めて来ました。
最近、韓国での冬季五輪を契機として話し合いによる解決への道が開きつつありますが、
これまでの米朝両国の主張からまだまだ予断を許さないものがあります。

安倍政権はこれまで米国の立場を全面的に支持してきましたが、
米国から大量の兵器を購入する約束をし、海外で米軍との一体的作戦行動を可能にする憲法9条の改定、
緊急事態条項導入の準備を進めています。

日本国内では、経済成長と財政再建を目指したアベノミクスが思ったような成果を挙げられず、
出口も見えない中で、待機児童問題をはじめ、虐待、いじめ、引き籠り、高い学費、非正規雇用、低賃金、
長時間労働、格差拡大などが続いており、子供たち、若者たち、働く世代の生活環境は、着実に劣化してきています。

しかし安倍政権は、森友・加計問題には一貫して責任逃れを図りながら、
国民の医療・介護・年金などをますます切り詰め、日本人の将来への希望や徳性、
互いの信頼感などを著しく損なってきました。

対立と混迷を深める世界のなかで、日本が進むべき道はこのままでよいのか?
どうすれば人間の尊厳 を回復し、人間らしく生きられる日本社会が実現できるのか?
「今存在しているのとは別の在り方」 はないのか?

有識者のご意見を伺いつつ、受講者の皆さまと共に考える機会にしたいと思います。

 

【講座概要】

日  時◆指定水曜日 19:00~20:30 (2018年4月中旬~2018年7月中旬)全11回

定  員◆100人

場  所 ◆上智大学 四谷キャンパスの教室を使用 講義形式

講師11名による輪講形式(各講師1回ずつ)

テキスト◆講師よりプリント配布 実費徴収(全回分 500円)

受 講  料◆29,700円

コーディネーター◆大橋 容一郎(上智大学文学部哲学科教授)

 

【講師・講義スケジュール】

4月18日「カントの平和論に学ぶ」(講座趣旨説明を含む) 大橋 容一郎(上智大学文学部哲学科教授)

4月25日「日本は「極東の危機」にどう向き合うのか」 半田 滋(東京新聞論説兼編集委員)

5月16日「憲法9条改定案に反対する」 青井 未帆(学習院大学大学院法務研究科教授)

5月23日「日本国憲法と国家緊急権…改憲論にも触れて」 水島 朝穂(早稲田大学法学学術院教授)

5月30日「核兵器禁止条約は世界を変える」 川崎 哲(ピースボート共同代表、ICAN国際運営委員)

6月6日「安倍政権下の教育行政」 前川 喜平(元文部科学省次官)

6月13日「歴史の転換期のメディア」 江川 紹子(ジャーナリスト)

6月27日「市民のための政治を築き直す」 中野 晃一(上智大学教授、国際教養学部長)

7月4日「宗教者の役割」 松浦 悟郎(カトリック名古屋教区司教)

7月11日「平和への想い~9条3項加憲論の危険性~」 小森 陽一(東京大学大学院教授、九条の会事務局長)

7月18日「天皇崇敬と立憲主義」 島薗 進(上智大学大学院教授、グリーフケア研究所所長)

 

【申し込み】受付中、5月23日(水)まで受け付けます。

【主催・申込先】 上智大学公開学習センター TEL 03-3238-3552

上智 公開講座 オンライン予約

検索☚ https://web.my-class.jp/sophia/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=109628

チラシ → 春期講座チラシ