思想家と歴史に学ぶ公共性の哲学 第 4 回 個人の人格の尊厳は公共的にはどう実現されるべきか

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個人の人格の尊厳は公共的にはどう実現されるべきか

 

講師 : 大橋 容一郎 先生 (上智大学教授・放送大学客員教授)

 

公共性はつねに近代哲学思想の中核をなす問題だった。

さまざまな歴史的現実のなかで、公共性はあるときには人格の尊厳、

またあるときには市民の権利、国家や民族の同一性などとして扱われ、
その意味するところはけっして一つではない。時代の変化のスピードが

加速している現代社会だが、
その変転に振り回されることなく、

歴史と思想家たちが語ってきたことをふり返り、

日本と世界におけるわれわれの公共性がこれから向かうべき途について、

ともにじっくりと考えてみたい。

第1回 「天皇の人間宣言と文化主義に見る反戦平和の思想」
:かつて日本人が意図した平和の思想はなぜ挫折しているのか(終了)
第2回 「カントに見る平和と友好性の思想」:戦争とは何か、平和に必要な公共性とはどんなものなのか(終了)
第3回 「グローバリゼーションにおける公共性の問題」
:現代のグローバリゼーションは公共性をどう変えたか(今回)
第4回 「新旧教育基本法における公共の福祉と公益の原理」
:個人の人格の尊厳は公共的にはどう実現されるべきか
第5回 「アーレントとハーバーマスに見る公共的市民の原理」:公共的市民の立場とはどんなものか

 

講師略歴: 1952年2月東京都生まれ。上智大学大学院哲学研究科から同大学助手・講師・准教授。2000年から上智大学文学部教授。 ミュンヘン哲学単科大学客員研究員、上智大学哲学科長、文学部長等をへて現在に至る。元上智大学グリーフケア研究所副所長。 この間、東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学等で講師。2019年4月から放送大学客員教授。日本カント協会会長。

業績:『カント全集』(岩波書店)、『フィヒテ全集』(晢書房)、『広辞苑第7版』(岩波書店)、 『世界人名大辞典』(岩波書店)、『哲学思想事典』(岩波書店)、『哲学の歴史』(中央公論新社)など多数の全集・辞書を監修。カント哲学・近世現代哲学・ケアと身体の哲学・近代日本思想などに関する学術論文多数。

 

日 時:1月11日(月・祭)14:00~16:30(13:00から入室できます。)
場 所:Zoomによるオンライン・ミーティングとして行います。
参加費:一人 1,000円

 

申込み方法:次の peatix アドレスから申込み、各自が選択された方法で事前に
お支払いください。https://begleiten210111.peatix.com/ 
(入金後のキャンセルは、ご容赦ください。)
Zoom の URL:お支払い確認後、1 月 11 日 12:30~13:00 に Zoom の URL、ID、
パスワードを、個別にご連絡します。
Zoom を利用されたことのない方は、使用方法をお伝えします。お申込み時にお知らせください。

主催 : ベグライテン

http://begleiten.org/

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問合せ・連絡先: 関根和彦 090-9146-6667 k_sekine@f7.dion.ne.jp